closing day

昨日、私が初めて勤めた職場が閉店した。

私の最初の職場は書店。

薄給で、しかも休みなんて殆どなし。
ストレスで一日の食事量、レタス一枚とかきゅうり1/3とか。
それでもがんばれたのは、まだ本格的に持病に蝕まれていなかったことと、職場の人がいい人ばっかりだったから。

大変な仕事だったけれど、それでも皆で仕事帰りにカラオケ大会とか、食事会とかして楽しかったな。
私が来てから職場の人間関係が良くなったって言われた時は、すごく嬉しかった。


その職場が無くなる。

「私好みの本お願いしま〜す」
なんて言葉で、何冊もの宝物のような本と出会えた。
皆私の趣味をしっかり把握してるから。
もう勤めていたのは10年以上前の話なのに、残っている人たちは、私が行くと歓迎してくれた。
私の、帰る場所のひとつだった。

一番奥の壁に全身がうつる鏡がついている。
よくそこで全身のチェックをした。
制服綺麗に着れてるか、髪型乱れてないか。笑顔、偽者じゃないか。
店を止めた後は、遊びに行く度、化粧ののりとかチェック。
あの鏡は、どうなるのかな。
次の店舗が入ったら、壊されちゃう?



無くなっちゃうのか。
夢じゃないんだよね。

皆の再就職先が早く見つかりますように。
そこがいい場所でありますように。


さよなら、初めての「職場」
さよなら、沢山の私をうつした鏡。
さよなら、私が基礎を作り上げることが出来た文庫本の棚。
さよなら、エスカレーターを上って、店が見えてきた時のほっとする気持ち。
さよなら、大好きだった場所。
さよなら。私の帰る場所のひとつ。

ありがとう。

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